「不妊手術をせずに飼っていたら、飼い犬が子犬を産んでしまった。もう子犬は飼えない。」
「犬が思うようになつかなくて、かわいくない。」
「想像以上にお金がかかる。飼い続けるためのお金がない。」
「ペット不可のマンションに内緒で犬を飼っていて、管理人から注意を受けた。」
「こんなに世話が大変だとは知らなかった。」
「飼い犬が人を噛んでけがをさせた。」
信じられないかもしれませんが、実際に大切な家族の一員である犬を「捨てた」、飼い主側の理由です。
家族というものは、衝動的に増やしたり、身勝手な理由で捨てたりできるものではないはずです。
どの理由も自分勝手!としか言いようがありません。どんな理由であれ、命というのは捨てられるものではありません。
しかし、このような自分勝手な理由で、多くの罪なき犬たちが日本各地で捨てられているのです。
「自分が捨てた犬は可愛いから、きっと誰かが拾ってくれるだろう・・・」、なんて思っていませんか?
捨てられたすべての犬に、新しい飼い主は現れるのでしょうか…。残念ながら答えは「NO」です。
運のよい何頭かは、ボランティア団体の方や、たまたま通りかかった人に保護してもらい、新しい飼い主の元で生活できるかもしれません。
しかし、そのような犬は数えるほどしかいないのが現実です。
ほとんどの犬が野良犬となり、人から嫌がられ、保健所へと連れて行かれます。
保健所で新しい飼い主が見つからない場合は「安楽死」という名の殺処分の運命をたどるのです。
新しい飼い主のもとで過ごせるのは、収容される犬全体のたったの5%だけ…
実際に環境省の統計によると、年間に自治体へ収容された犬の数は約18万頭です。
そのうち新しい家族が決まって譲渡されるのは約9000頭。収容された犬のうち、わずか約5%の犬しか新しい家族のもとへは引き取られません。
(※環境省パンフレット「捨てないで迷子にしないで」参照)※平成18年9月発行
約8%は飼い主のもとへ返還され、その他の87%が殺処分となります。つまり、約15万6600頭の犬たちは殺処分されているのです。
(猫については約2%が里親に引き取られ、残り98%約24万頭が殺処分されています)
各自治体の保健所に持ち込まれた犬猫は、放棄犬猫であれば即日、迷い犬であれば3~7日後には殺処分されます。
殺処分というのは、一般的には安楽死処分のことを言います。
実際にはとても苦しい思いをする炭酸ガスによる窒息死なのです。
炭酸ガスによる窒息死は、死ぬまでに10分程もかかり、その間はもがき苦しみます。
酸欠に強い犬の場合、死ぬまでに30分かかることもあります。徐々に呼吸困難に至っていくその苦しみは想像を絶します。
もし死にきれない場合は、その苦しみを背負いながら、焼却処分となります。
子犬の場合は、ゴミ箱のような容器にいれられ、ガスを注入されます。
その後、生死の確認なく焼却処分されます。これが安楽死なのです。
ペットを安易に捨てないという気持ちと環境に順応できる犬を販売することが必要です。
犬を最初から捨てようと思って飼う人はいません。それなのになぜ捨て犬はなくならないのでしょうか?
犬を捨てる理由は多種多様ですが、飼い主側・犬側どちらにも理由はあります。なぜ犬を捨てるのか、捨てないためには何が必要なのかを考えていくと次の2つのことが挙げられます。
社会性を身につける環境と時間を子犬は必要としています。
社会化を身につける環境と時間を子犬は必要としています。
子犬には一生の中で非常に大事な時間があります。それは母犬や兄弟犬達と共に過ごす時間です。
母犬や兄弟犬達と共に過ごす時間の中で、さまざまなルール、いわゆる「社会性」を身に付けます。
この社会性を身につけることを「社会化」といい、母犬や兄弟達と過ごすことによって子犬は「社会化」を身に付けます。この時間を大切にすることで、人になつかない、しつけが難しいといった犬を減らすことができます。そして、「社会化」を身につけられずに捨てられてしまう運命となる犬を減らすことにつながります。
子犬は生後4~6週齢が一番かわいいといわれています。この時期は「子犬の売り時」と言われている時期であり、ペットショップやブリーダーによっては、この時期の子犬を1頭ずつゲージに入れて販売していることもあります。
しかし、この時期こそが、子犬が「社会化」するのに一番重要な時期なのです。つまり、この時期の子犬は、母犬や兄弟犬達と一緒に過ごす必要があるのです。
もし、「みんないい犬」が生後50日以前に子犬をお引き渡ししてしまうと、社会に順応できず、人間に慣れない、しつけが難しく、病気にかかりやすい犬を増やしてしまうことになりかねません。その結果、「たくさんの捨てられてしまう犬=保健所で殺処分される犬」を増やすことに繋がるかもしれません。
そのため、「みんないい犬」では生後50日以降のお引き渡しを約束しています。私たちは母犬のもと、しっかりと「社会化」を身につけた子犬のみのお引き渡ししております。それは、「社会化」を身に付かせないことにより捨てられる犬たちを減らしたい、そして、新しい家族として迎えられた子犬とお客様に本当に幸せになっていただきたいという願いからです。